価値観の多様性が求められる今、教員に求められる資質について埼玉県立総合教育センター所長 青木孝夫先生の講演でした。


教育界は、グローバル化・少子高齢化・コロナと正解のない予測困難な時代に、子供たちの今と未来に期待し「主体的、対話的で深い学び」「すべての子供たちの可能性を引き出す個別最適な学びと協働的な学びの実現」をするべく、「令和の日本型教育」を実現するための高い志を持った人材を欲しているとのお話をされました。

また、これからの教師の役割と学びの姿について丁寧な説明がありました。昭和平成の「指導」から、令和の「伴走者」としての教育について、パラリンピックの選手と伴走者の例えをあげ、教師の学びが変われば学生の学びも変わっていくことや、教員の主体的な学びの実現のため令和４年に教員公務員特例法の大きな改正あったことを説明されました。

二部では、余談と前置きをされつつ「教師たるもの五者たれ」と二刀流のエンゼルスの大谷選手を例にあげ、教員は五刀流であるとお話しされました。
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教師五者論
①「学者」のように学び
②「役者」のように人間的な魅力
③「易者」のように生徒の不安を解消
④「芸者」のように楽しませる
⑤「医者」のように適切な助言
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さらに、埼玉県の採用試験のお話、学校という組織の中でどのように良好な人間関係を築くか、よい授業のポイントなど、、、
これから教員を目指す学生の皆さんの大変参考になるお話をしてくださいました。

一般社会人にとっても、とてもためになるお話でした。ありがとうございました。