2023.02.01
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【薬学科(6年制)】5年生の松永美紀さんが学生優秀発表賞を受賞しました
 薬学部薬学科生体分析化学研究室5年生の松永美紀さんが、2023年1月26日から27日にかけて岡山大学50周年記念館で行われた日本ポリアミン学会第13回年会で発表し、学生優秀発表賞を受賞しました。発表演題は「ポリアミン代謝酵素阻害剤は細胞の老化を抑制する」です。
 ポリアミンは細胞の機能に必須の物質で、加齢と共に減少していきます。このポリアミンの減少が、加齢による身体機能や認知機能の低下などの老化現象に関係することが分かってきています。松永さんは、加齢によるポリアミンの減少とそれに伴う細胞の老化にポリアミン分解酵素が重要な役割を果たすと考え、ポリアミン分解酵素阻害剤が細胞老化に与える影響を調べました。その結果、ポリアミンの分解を阻害剤で抑制すると、細胞老化が抑制されることを見いだしました。この研究成果により、将来、老化を抑制し、健康寿命を伸長する抗老化薬の開発が期待できます。
 本研究は、薬学科、薬科学科による学科横断共同研究です。研究は、学長所管研究奨励金および科研費の助成を得て行われました。
 

松藤千弥 日本ポリアミン学会会頭・日本慈恵会医科大学学長と松永美紀さん

松藤千弥 日本ポリアミン学会会頭・日本慈恵会医科大学学長と松永美紀さん

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