2023.02.13
城西短期大学 お知らせ
短大生がデザインした「地域を元気にする新しいパン」が発売中! ― 地域から学び、地域への貢献を目指す短大授業の試み ー【城西短期大学】
短期大学「地域連携Ⅱ」(三國信夫准教授担当)は、坂戸キャンパス近くのベーカリー「サン・シーロ」(毛呂山町)と提携した授業です。

その授業から誕生した新しいパンが、現在店頭に並んで販売されています。
「地域連携Ⅱ」では、授業の履修生が新しいパンをデザインします。今年で4年目になる、PBL(課題解決型学習)型の授業です。
履修生は、まず坂戸キャンパス近くの「サン・シーロ」を訪ね、地域におけるベーカリービジネスについて学びます。店で人気のパンや、日々のパン作りの苦労など、いろいろなお話をうかがいました。履修生からのたくさんの質問にも丁寧に答えていただきました。
訪問の最後には、短大生にデザインしてほしいパン、ということで、お店から「宿題」をもらいました。「塩パン」をベースにして、自由な発想で「地域を元気にする新しいパン」をデザインするという「宿題」でした。
翌週以降、履修生は教室で、グループに分かれてお店からの「宿題」に取り組みました。毛呂山町の人口構成を調べて高齢者向けの食べやすく栄養価の高いパンをデザインするグループ、若者に人気の素材を使って近隣の大学生に話題になるようなパンをデザインするグループ、さらにはさまざまな素材の組み合わせを試して今までにない斬新なパンのデザインをするグループなど、バラエティに富んだ取り組みがありました。活発なグループディスカッションの後には、個性豊かな「地域を元気にする新しいパン」のデザインがいくつも誕生しました。
デザイン案は「サン・シーロ」に届けられ、商品化に向けて取り組んでいただきました。その結果、今年度は今までのところ3種類のデザインが商品化されることになりました(これからもデザイン案の中から商品化される可能性があるそうです)。
 「サン・シーロ」からいただいた「宿題」に取り組むなかで、毛呂山町地域の特徴を知り、この地域をさらに盛り上げるような話題のパンを作ろうと、履修生たちの学ぶ姿勢がどんどん積極的になっていきました。
「パンのデザインをするためにも地域のこと知る必要を感じた」「自分たちがデザインしたパンが実際に店頭で売られるようになって嬉しかった」などの感想が履修生から聞こえました。

4月からの新しい年度でも、またさらに新しいデザインを求めて、新しい学生たちが取り組みを続けていきます。

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「サン・シーロ」を見学し、設備やパン作りの過程についていろいろなお話を聞きました。

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グループで調べたことなどを発表しました。

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グループで新しいパンのデザインに取り組みました。

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教室で考えられたデザイン案をお渡しし、商品化の検討をお願いしました。

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「学生に話題になって人気が出るパンは何だろう」と考えデザインされた“ケランパン”。

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「こんな組み合わせがあったら美味しそう」と考案された“塩パンやきとり”
(城西短期大学・広報課)

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