東京都江東区青海にある「TOKYO GLOBAL GATEWAY（TGG、東京都英語村）」は、体験型英語学習施設です。海外をイメージして作られた街並み、店舗、キャンパスの中で、実際にそこで生活しているような設定で英語を学びます。

 2023年2月16日(木)、短大生8名が、この施設で行われる4つの英語学習プログラムに参加しました。

 午前中は、「マーケティング」と「おもてなし文化」というプログラムに参加しました。
「マーケティング」は、TGGの新しいおみやげを開発しようというプログラム。4名ずつの2グループに分かれて、英語で議論しながらそれぞれ新しいおみやげを開発しました。
「おもてなし文化」は、和室で日本の文化を学びます。風呂敷の使い方を英語で説明できるようにするなど、手を動かし頭を働かせてこのプログラムに取り組みました。

 午後は、「キャンパスゾーン」と「演劇」というプログラムに参加しました。
「キャンパスゾーン」は、大学のキャンパスに似た舞台で、実際に留学生活を送っている設定で英語を使って課題を解決していきました。購買部で教科書を注文したり文房具を購入したりするなど、参加した学生は時に手振り身振りを交えながら一所懸命に英語を使って取り組みました。
「演劇」は、発声練習など演劇の基本的動作も練習した後、せまい橋でバッタリ出会った2人がお互いに自分が先に進みたいと主張し合うシーンを英語で演じました。

 4つのプログラムを修了した参加者8名は、真剣に取り組んだ英語漬けの時間にみんなクタクタになっていましたが、「最初は緊張したけど、だんだん慣れてきて英語を話すことが楽しくなった」「少しずつネイティブスピーカーの話している内容が聞き取れるようになった」「英語学習のモチベーションが上がった」などの声もあり、全員がこの日の留学体験に非常に満足している様子でした。

 短期大学には、「マレーシア語学研修」などのさまざまな留学プログラムがあり、例年多くの学生が参加してきましたが、残念ながらコロナ禍でそうした留学が全て中止になってしまっていました。
そこで、短期大学では、英語学習や留学に強い関心を持つ学生の期待に少しでも応えられるようにこの「1日英語留学体験プログラム」を始めて、今年で3回目となりました。
 今後は、もちろん実際の海外留学の再開が望ましいですが、学生のために学びのプログラムの多様性を維持するためにも、「1日英語留学体験プログラム」は続けていきたいと考えています。