2023.02.28
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東京大学名誉教授で日本学術会議会長や内閣特別顧問も務めた黒川清氏の特別講演会を開催【埼玉坂戸キャンパス】
東京大学名誉教授で日本学術会議会長や内閣特別顧問も務めた黒川清氏の教職員向けの特別講演会が2月28日、坂戸キャンパスの清光ホールで開かれました。
上原明理事長は講演会に先立ち2月初め、黒川氏の近著「考えよ、問いかけよ 『出る杭人材』が日本を変える」(毎日新聞出版)と元慶応義塾長の安西祐一郎氏の近著「教育の未来 変革の世紀を生き抜くために」(中公新書ラクレ)を城西大学と城西国際大学、城西短期大学、法人本部の全教職員に寄贈。「2冊の本をきっかけとして、皆さんが『現在の大学教育に求められるモノ』について考え、仲間と議論し、その実践に向けて新たな一歩を歩みだすことを期待します」と呼びかけていました。この日の講演会の模様はリモートで城西国際大学の千葉東金キャンパスと東京紀尾井町キャンパスに中継されました。
黒川氏は1936年東京生まれで東京大学医学部卒業。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授、東京大学教授、東海大学医学部長などを歴任し、国際腎臓学会理事長、国際内科学会会長や日本学術会議会長、内閣特別顧問、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員長などの要職も務められました。
講演会では上原理事長が冒頭、「黒川氏は今の教育に示唆に富んだ提言をされている。ぜひ皆さんと共有して、明日からの行動に結びつけていただきたい」と挨拶。黒川氏は「考えよ、問いかけよ~時代に取り残される日本の教育現場~」と題した講演で、まず同じ島国の日本とイギリスを比較、「イギリスの物の見方は、大きなアイデアをつかむこと。考え方がグローバル」と指摘しました。さらに日本のGDPや賃金事情、研究論文引用数などを紹介しながら、「日本は縦割りの年功序列社会で、横に動けない。女性の入ってくる領域も少ない。内向けの男の集まりで、頭の島国根性ともいうべき『孤島日本』になっている」と日本の現状を分析。その上で「大学の役割は次の世代を育てること」として、「大学にいる時には1年間休学して外に行かせたほうがいい。日本の弱いところも分かり、健全な愛国心が生まれる。外国の友達も出来る。メインストリームでないところにチャンスがある。城西大学はユニークな大学なので、ぜひ『休学のススメ』、そういうところから始めてもらいたい」と結ばれました。
上原明理事長は講演会に先立ち2月初め、黒川氏の近著「考えよ、問いかけよ 『出る杭人材』が日本を変える」(毎日新聞出版)と元慶応義塾長の安西祐一郎氏の近著「教育の未来 変革の世紀を生き抜くために」(中公新書ラクレ)を城西大学と城西国際大学、城西短期大学、法人本部の全教職員に寄贈。「2冊の本をきっかけとして、皆さんが『現在の大学教育に求められるモノ』について考え、仲間と議論し、その実践に向けて新たな一歩を歩みだすことを期待します」と呼びかけていました。この日の講演会の模様はリモートで城西国際大学の千葉東金キャンパスと東京紀尾井町キャンパスに中継されました。
黒川氏は1936年東京生まれで東京大学医学部卒業。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授、東京大学教授、東海大学医学部長などを歴任し、国際腎臓学会理事長、国際内科学会会長や日本学術会議会長、内閣特別顧問、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員長などの要職も務められました。
講演会では上原理事長が冒頭、「黒川氏は今の教育に示唆に富んだ提言をされている。ぜひ皆さんと共有して、明日からの行動に結びつけていただきたい」と挨拶。黒川氏は「考えよ、問いかけよ~時代に取り残される日本の教育現場~」と題した講演で、まず同じ島国の日本とイギリスを比較、「イギリスの物の見方は、大きなアイデアをつかむこと。考え方がグローバル」と指摘しました。さらに日本のGDPや賃金事情、研究論文引用数などを紹介しながら、「日本は縦割りの年功序列社会で、横に動けない。女性の入ってくる領域も少ない。内向けの男の集まりで、頭の島国根性ともいうべき『孤島日本』になっている」と日本の現状を分析。その上で「大学の役割は次の世代を育てること」として、「大学にいる時には1年間休学して外に行かせたほうがいい。日本の弱いところも分かり、健全な愛国心が生まれる。外国の友達も出来る。メインストリームでないところにチャンスがある。城西大学はユニークな大学なので、ぜひ『休学のススメ』、そういうところから始めてもらいたい」と結ばれました。
(広報課)
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