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柔道部


創部58年の伝統/楽しんでケガなくが長続きの秘訣/指導者めざす部員も

柔道部の皆さん(後列右がOBの市川邦臣監督)

 柔道部の創部は大学創立翌年の1966年4月。創立者の水田三喜男先生が若かりし頃に打ち込んだ柔剣道。そのため剣道部、柔道部とも創部は創立後間もなくでした。柔道部はかつて、関東学生大会で優勝、準優勝の常連でしたが、最近はなかなか上位には進出できていません。その柔道、少子化や町の道場の減少、ケガや体罰の影響もあって競技人口の減少が指摘されています。しかし、城西大学柔道部は現在、ここ最近では最も多いという8人が活動して活気を見せています。

杉山大和主将

 主将を務めるのは、静岡県の飛龍高校出身の杉山大和選手(現代政策学部4年)。杉山選手は、小学2年の時に町の道場で柔道を始め、高校まで続けました。入学後、たまたましゃべった同級生から「部活は柔道部を選んだ」と聞いて、意気投合して一緒に入部しました。当時の先輩部員は2人のみ。杉山主将の代で4人が入り、部員は一気に6人になりました。部の方針は「柔道を通しての体力錬成」。「礼に始まり、礼に終わる武道で礼節が身につくし、全身運動なので体力の増強にも適している。体を鍛えたい人や運動不足の人に向くスポーツだと思う」と、杉山主将は柔道の魅力と効用を説明してくれました。
 1年生の時、4人で話し合って「大会で勝つことよりも、楽しんでケガなく柔道をやろう」と決めました。杉山主将は「それが、1人も欠けずに長続きした秘訣」と振り返ります。来年は4人が抜けますが、杉山主将は「柔道は、最低2人いればできる武道。新入生を勧誘してもらいたいですが、もし部員が増えなくてもこれまで通り、毎日しっかり頑張ってほしい」と語ります。

摩庭絵晶選手

 今春、新入生を3人迎えました。その一人が、群馬県の桐生第一高校出身の摩庭絵晶選手(経営学部1年)。小学4年で柔道を始め、高校時代は「本気で柔道に打ち込んだ」という摩庭選手。柔道の魅力を「練習してきた投げ技がきれいに決まって、相手が投げられた瞬間」と話す一方で、「練習は今まで通り、しっかりやりますが、将来は柔道の指導者になりたい気持ちもある」と明かしました。競技人口減少の理由の一つに挙げられる指導者不足。摩庭選手は「柔道を伝える語彙力を増やすなど教えるスキルも身につけ、柔道の面白さと厳しさを教えていきたい」と抱負を披露。来年に向けては「人数が変わっても、今まで通りやることは変わらず、それぞれが自分の目標に向かって高め合っていけたら」と語っています。

◇プロフィール
部員数:8人
部 長:井田浩之
監 督:市川邦臣
主 将:杉山大和(現代政策学部4年)

(スポーツ振興センター・広報課)