経済学科
人間形成に必要な「教養」を担う重要な学問
さまざまな課題に直面した時、それを乗り越えることで人は成長し人間形成をします。そのために必要なのが、「教養」(幅広い知識と物事に対する理解力)で、経済学はその一翼を担う学問です。経済学部では、コース制教育、4年間の少人数ゼミナール指導、実践的キャリア教育、多彩な外国語・教養教育を通じて、皆さんの目標実現をサポートします。
学科の3つのポイント
専門性と自主性を養う
3コース制
外資系企業・商社・メーカー・銀行や公務員など、めざす職業や目標へと導く専門性の高い3コースを設置。経済学だけでなくさまざまな分野を幅広く学び、グローバルな視野を養います。
実践的キャリア教育
自分に合った進路を見いだし、将来の目標を実現するための具体的なプログラムが充実。就職活動を見据え、学内外の実務家や専門家による実践的な授業を数多く開講しています。
地域金融機関に強い
派遣先が60社以上あるインターンシップを通して就職サポートを行っています。また、財務省関東財務局など金融機関のスペシャリストによる特別講義では、財政・金融の生きた知識を学べます。
学びのSTEP
学びの基礎的素養を身につける
資料を読む力、資料の要点を抽出する力、文章を書く力など、基礎的素養を身につける指導を行います。
基礎的なビジネススキルを養う
経済動向の理解、簿記・会計の知識の修得など、基礎的能力向上をめざします。コースを選択し、専門性を深めます。
研究を通して読み解く力や発信力を鍛える
ゼミナールでは研究課題を設定し、資料の収集・分析を行い、発表や討論を経験します。
社会で役立つ洞察力と分析力を体得
ゼミナールでの研究を通じて、社会で通用する洞察力と分析力を体得。4年間の総仕上げとして、研究課題をまとめます。
学びのフィールド
こんな分野が学べます。
4年間の学び
経済学の専門教育(コース制による指導)
1年次では「経済学」の基本的な考え方を学ぶとともに、経済・金融・ビジネスに関わる時事問題を理解するために欠かせない基礎知識を身につけます。2年次からはコース制による指導の下で、自分の将来の進路を見据えながら専門分野の勉強を深く進めていきます。
幅広い教養教育
経済学のほか、経営学、会計学、法学、政治学、社会学、歴史学、地理学、心理学、コンピュータなど幅広い分野の科目を学ぶことで、現代社会を複眼的に捉える能力を養い、経済問題のみならず、さまざまな社会問題、国際問題に対処するための判断力と思考力を身につけます。
4年間のゼミナール指導
1年次から始まる4年間のゼミナールの授業では少人数の演習形式の指導の下で、専門書の輪読やパソコンを用いたデータ分析、グループディスカッション、プレゼンテーションなどを経験し、専門分野の能力を身につけるとともに、グループ学習を通じて協調性や自主性、積極性を養います。
就職に向けたキャリア・資格教育
インターンシップや就職試験(筆記・面接試験)に備える科目のほか、公務員試験やFP(ファイナンシャル・プランニング)検定、ITパスポート試験の対策を行う科目をレベル別に設置し、経済学部のカリキュラムの中で各自が目標とする資格・検定試験の合格をめざします。
経済学科の専門コース
経済学部経済学科では、卒業後の進路を見据えた上で、経済学の専門分野を系統的かつ効率的に学ぶために5つの専門コースを設けています。
授業改善とカリキュラム改革を経て、2025年度からは3つの専門コースとなり、より深く、幅広く充実したカリキュラムを提供します。学生は2年次に進級する際、自らの学問的関心や将来の希望進路に応じてコースを選択し、各コースに配置された専門科目の中から所定の単位数を取得します。
授業改善とカリキュラム改革を経て、2025年度からは3つの専門コースとなり、より深く、幅広く充実したカリキュラムを提供します。学生は2年次に進級する際、自らの学問的関心や将来の希望進路に応じてコースを選択し、各コースに配置された専門科目の中から所定の単位数を取得します。
2024年度までの5つの専門コース
アジア・国際経済コース
経済成長著しいアジアの新興国の現状と課題を理解するとともに、激動する国際経済において貿易や投資、経済連携協定が果たす役割について学びます。めざす進路は商社、外資系企業、国内企業の海外事業部などです。
企業・産業経済コース
社会にモノやサービスを提供する企業の行動原理と市場における競争、そして戦後日本が経験してきた産業構造の変化や雇用の多様化、技術の進歩について学びます。めざす進路はメーカー、小売・流通業、サービス業などです。
金融・証券経済コース
経済の血液といわれる金融のしくみを理解し、金融政策のあり方や金融機関の果たす役割、国内および海外の株式・債券・不動産市場の最新動向について学びます。めざす進路は銀行、信用金庫、証券会社、保険会社などです。
地域・環境経済コース
自治体における社会・経済活動のあり方や地域活性化のための取り組み、そして市民生活に欠かせないインフラとしての介護、医療、教育、環境に関わる問題について学びます。めざす進路は公務員、福祉関係の企業などです。
データサイエンスコース(2020年度開設)
多様化・複雑化している社会的課題に対して新しい問題解決能力を身につけるために、AIやビッグデータなどを用いた実践的なデータ分析の方法や考え方について学びます。目指す進路は情報通信業、サービス業、金融業、 官公庁・地方自治体など幅広い業種が期待されます。
- コースの詳細は、データサイエンスコースのページへ。
2025年度からの3つの専門コース
経済・金融コース
経済理論の知識を応用して、現代社会が直面するさまざまな経済問題や日々変化する金融市場の動向を分析できるようになります。
進路:
一般企業・公務員ほか・銀行・証券会社・保険会社など
学べる科目:
「金融論」「金融機関論」「証券経済論」「保険論」「財政学」「地方財政」「公共経済学」「都市経済学」「交通経済学」「国際経済学」「国際金融論」「開発経済学」「環境経済学」「農業経済学」「労働経済学」「産業組織論」ほか
進路:
一般企業・公務員ほか・銀行・証券会社・保険会社など
学べる科目:
「金融論」「金融機関論」「証券経済論」「保険論」「財政学」「地方財政」「公共経済学」「都市経済学」「交通経済学」「国際経済学」「国際金融論」「開発経済学」「環境経済学」「農業経済学」「労働経済学」「産業組織論」ほか
産業・グローバルコース
産業の仕組みと発展の経緯を理解し、日本のみならずアジアや欧米など各国の経済・社会・歴史について学べます。
進路:
一般企業・公務員ほか・商社・外資系企業など
学べる科目:
「産業経済論」「流通経済論」「サービス経済論」「福祉経済論」「中小企業論」「多国籍企業論」「日本経済論」「アジア経済論」「アメリカ経済論」「ヨーロッパ経済論」「地域研究」「人口論」「経済地理学」「日本経済史」「西洋経済史」ほか
進路:
一般企業・公務員ほか・商社・外資系企業など
学べる科目:
「産業経済論」「流通経済論」「サービス経済論」「福祉経済論」「中小企業論」「多国籍企業論」「日本経済論」「アジア経済論」「アメリカ経済論」「ヨーロッパ経済論」「地域研究」「人口論」「経済地理学」「日本経済史」「西洋経済史」ほか
データサイエンスコース
データサイエンスとは、さまざまなデータを用いて社会に役立つ知見を引き出すアプローチのことです。その応用範囲は広く、実践的であるため、経済学以外の分野でも注目されています。データサイエンスを学ぶことで、AIやビッグデータに精通する知識とスキルを身につけることができます。
進路:
一般企業・公務員ほか・IT企業・コンサルティング会社など
学べる科目:
「データサイエンスの基礎」「社会科学におけるデータサイエンス」「AIプログラミングの基礎」「ゲーム理論とAI」「応用AIプログラミング」「金融データ分析」「定量的政策評価」「計量経済学、経済統計学」ほか
進路:
一般企業・公務員ほか・IT企業・コンサルティング会社など
学べる科目:
「データサイエンスの基礎」「社会科学におけるデータサイエンス」「AIプログラミングの基礎」「ゲーム理論とAI」「応用AIプログラミング」「金融データ分析」「定量的政策評価」「計量経済学、経済統計学」ほか