鶴ヶ島市立中央図書館を会場に4年ぶりの開催となった「第33回鶴ヶ島市立図書館まつり」(2023年11月3日~5日)に、浮世絵普及・地域貢献を目的としたアウトリーチ活動の一環として、最終日5日(日)に水田美術館は初めて出展しました。
本のリサイクル市や、幼児向けのおはなし会など図書館ならではのイベントをはじめ、近隣高校吹奏楽部による演奏会、小物・雑貨や市福祉キャラクターイラストの展示、手作りパンや料理教室といった多岐に渡る内容で構成された図書館まつりは連日大変な賑わいをみせていました。
その中で、美術館は体験カテゴリとして参加し、浮世絵所蔵館の特色を打ち出した浮世絵復刻版や浮世絵版画の制作に必要な道具・絵具類、そして復刻版を制作した際に実際に使われた版木のほか、水田記念図書館所蔵の浮世絵関連書籍も展示するなどして、来館者の方々に浮世絵を知って頂く機会としました。さらに、目玉となる浮世絵版画の摺りが体験できるコーナーも設置、3回摺るだけで完成する簡単な金魚の図柄を用意しました。図書館入ってすぐ目につく場所にブースを出展できた事もあり、多くの方の目に留まり、特に摺り体験コーナーでは、児童を含む約80名に体験して頂く事ができました。
美術館では、今後も浮世絵を通じた地域との交流活動に力を注いでいきます。