水田美術館は、短期大学ビジネス総合学科准教授 村越純子先生と連携を図り、2022年度「日本文化研修Ⅰ」(火曜3限、受講人数21名)の授業において、美術館所蔵品の浮世絵を通して自己の美意識を高めることを目的とした美術館(浮世絵)ガイダンスを実施しました〈報告内容はこちらからご確認頂けます〉。そして、2023年度も引き続き同授業(火曜3限、受講人数15名)にて、美術館体験学習を下記の内容に基づき行いました。
・第1回目(5月16日) 「水田コレクションにみる浮世絵の魅力」
・第2回目(5月30日) 「浮世絵版画の制作工程-彫と摺の技巧面について」
・第3回目(6月13日) 「浮世絵鑑賞ワークショップと水田コレアートカードを使ったゲーム」
・第4回目(6月20日) 「美術館展示見学(実物の浮世絵を鑑賞)」(授業前半)
第1回目では当館が所蔵する水田コレクションを通して浮世絵の歴史を概観しながら浮世絵の魅力をお伝えし、第2回目では彫と摺の木版画技術を紹介した上で摺り体験コーナーで摺りの工程を実際に体験、第3回目では浮世絵復刻版を用いた鑑賞ワークショップと水田コレクションのアートカードを用いた簡単なゲームをグループワークで行い、第4回目では、美術館を見学し本物の浮世絵を実際に鑑賞しました。
4回の美術館体験学習を経て、日本文化を代表する浮世絵に触れて教養を身に付けるとともに、グループワークによるコミュケーションや共同作業、そしてプレゼンテーションも併せて学習して頂く機会となりました。
水田美術館は今後もこうした学生教育への支援活動に引き続き取り組んでいきます。