水田美術館は、浮世絵普及・地域貢献を目的にアウトリーチ活動の一環として、鶴ヶ島市立図書館主催の「鶴ヶ島市立図書館第34回図書館まつり」(2024年10月26日~27日、会場:鶴ヶ島市立中央図書館)へ昨年にひき続き今年も出展しました。
展示コーナーでは、浮世絵所蔵館の特色を打ち出した浮世絵復刻版および浮世絵版画の制作に必要な道具・絵具類、そして復刻版を制作した際に実際に使われた版木を展示しました。また、水田記念図書館所蔵の浮世絵関連書籍も併せて展示、来館者の方々に浮世絵を知っていただく機会に繋げました。また、昨年好評いただいた浮世絵版画の摺り体験では、3回摺って金魚の図柄ができる歌川国芳の「金魚づくし 百ものがたり」(部分)を体験頂きました。この摺り体験では児童含む90名以上が体験し、日本の伝統木版技術の一端に触れるとともに、浮世絵の魅力をお楽しみいただきました。
美術館では、今後も公共機関と連携し、浮世絵を通じた地域交流活動に力を注いでいきます。
■体験後のアンケートに頂いた感想(一部)※原文ママ
・今回たいけんして浮世絵はこんなに楽しいのだと思いました(10歳未満)
・3回すったのに色がかさならないところがすごいなとおもいました(10歳未満)
・きょねんよりじょうずにできてままにほめられた(10歳未満)
・浮世絵版画は学校でならったのでやれてよかったです(10代)
・はんがをやるむずかしさが分かってはんがをやっている人はすごいと思いました(10代)
・ズレない秘密がわかっておもしろかったです(40代)
・子どもの頃に体験しただけだったので大人になってできて楽しかった(60代)
・完璧な道具を使わせていただき、よい体験ができました(70代)