このたび、城西大学水田美術館におきまして「こんなの持ってます。JUコレクション展:現代作家」を開催します。
当館には、創立者水田三喜男が蒐集した浮世絵コレクション(水田コレクション)のほかに、寄贈や購入によって少しずつ内容を充実させてきたJU(Josai University)コレクションがあります。
JUコレクションは、当館が1979年水田記念図書館棟8階に創設されて以降、2011年に新しく開館するまでの32年間と、新装開館をしてから現在までの6年間、合わせて38年の間に集められたおよそ100点で構成されており、浮世絵版画から現代工芸と時代やジャンルも様々です。
本展では、このJUコレクションの中から国内外で活躍する現代作家6名による作品をご紹介します。
陶芸家 細川護熙(1938-)の柔らかな信楽焼作品をはじめ、版画家 柳澤紀子(1940-)の独創的な版画作品、版画家で活躍する一方、絵本作家、イラストレーターとして有名なささめやゆき(1943-)の素朴な味わいのある作品、ガラス作家 河上恭一郎(1933-)のデザイン性溢れる作品など、日本人作家による作品に加え、スウェーデン出身の工芸作家 エヴァ・ヴァリエ(1956-)の紙を用いた斬新な織物作品、そして、昨年度新たに収蔵品となったハンガリー出身の陶芸家 アーグネス・フス(1961-)の創造性豊かな陶磁器作品、合計28件32点を展示します。
水田コレクションとは一味違った、JUコレクションの現代作品をお楽しみください。