水田コレクション展

江戸の装い

  • ギャラリー1
  • 特別開館

概要

Overview

このたび、城西大学水田美術館におきまして、「水田コレクション展 江戸の装い」を開催する運びとなりました。

ファッションの流行というのはいつの世も存在しています。
町人が経済的な余裕を持つ江戸時代、女性たちは、その時の流行色や模様、様々な素材が用いられたきものを、季節や行事に合わせて身に纏(まと)い、装うことを楽しんでいました。
きものの意匠に注目すると、江戸時代初期は、絞り染や刺繍の技法に大振りな模様を配する寛文小袖が流行し、友禅染の誕生以降、繊細な模様表現が展開していきます。中期から後期にかけては、 きもの全体に模様を散らした総模様や下の方にだけ配した裾模様の形式などが流行、享保期頃には、幕府からの倹約令を受けて、渋い色合いの縞や格子柄といった粋な装いが好まれました。 加えて、憧れの歌舞伎役者や遊女、市井の美人や粋な男性たちが着ていた衣装やその着こなし方などは、人々のファッションに対する意識をさらに高めます。江戸時代の風俗を活写した浮世絵は、 現代で言うところのファッション雑誌の役割も担っていたことでしょう。

このたびの展覧会では、所蔵の水田コレクションの中から、肉筆浮世絵や錦絵といった絵画資料を中心に、江戸時代の様々な装いをご紹介します。 その他、遠山記念館のご協力により、ご所蔵品の中から実際に着用されていた江戸時代中期~後期のきものも展示し、多様な意匠模様をご覧いただきます。豊かな江戸の装いの世界をどうぞお楽しみください。

展覧会情報

Exhibition information

会期: 2018年4月4日(水)~ 21日(土)
観覧料: 一般300円、高校生以下無料
会場: 城西大学水田美術館 2階 
ギャラリー1
※開館時間: 10:00~16:00
※休館日: 日曜日・月曜日

主な展示内容

Works

展示の一部をご紹介いたします。

  • 《納戸縮緬地 柳に燕模様 染 小袖》

    • 江戸時代後期(19世紀)
    •            
    • 大遠山記念館蔵
  • 《黄麻地 流水に雨銀杏色紙模様 友禅染・繍 帷子》

    • 江戸時代中期(18世紀
    •            
    • 遠山記念館蔵
  • 《六玉川 擣衣の玉川》

    • 鈴木春信
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    • 中判錦絵、明和4年(1767)頃
    •       
    • 当館蔵
  • 《風俗三十二相 にあいさう 弘化年間廓の芸者風俗》

           
    • 月岡芳年
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    • 大判錦絵三十三枚揃のうち、明治21年(1888)
    • 当館蔵
  • 《美人納涼図》 絹本着色、昭和初(1925~34)頃

           
    • 上村松園
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    • 絹本着色、昭和初(1925~34)頃
    • 当館蔵

関連イベント

Connection Event

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