サカツ・コレクション

日本のポスター芸術
-引札、ポスターにみる広告アートヒストリー- 

  • ギャラリー1、2

    概要

    Overview

    日本におけるポスターの登場は、19世紀末に欧米から商品とともに宣伝物として流入したのが始まりと言われています。多色石版印刷によって制作された海外の美麗な大判ポスターに日本人は魅了され、国産化に着手、明治後期頃には日本人による初期ポスター作品が誕生しました。

     

    日本のポスターの歴史を考えた場合、その源流を、浮世絵や引札、絵暦などに求めることができます。実用的な広告印刷物でありましたが、時代が下ると次第に鑑賞に耐え得る芸術性が加えられていき、芸術作品としての価値を高めていきました。本展では、名古屋に本社を構え、創業123年を迎える酒類販売の老舗会社、株式会社サカツコーポレーションが所蔵する「サカツ・コレクション」500点を超える中から、引札をはじめ、明治・大正・昭和までのポスター70点を厳選し前期後期に分けてご紹介します。

     

    その他、当館および本学水田記念図書館所蔵の引札、ポスターも併せてご覧頂きます。

     

    本展を通し、日本の広告芸術の歴史を知るとともに、それぞれの時代の美人像や風俗、世相を反映した魅力溢れるポスターの世界をお楽しみ下さい。

    展覧会情報

    Exhibition information

    会期: 前期:2019年10月23日(水)~11月16日(土)後期:2019年11月19日(火)~12月21日(土)
    観覧料: 一般300円、高校生以下無料
    会場: 城西大学水田美術館 ギャラリー1、2
    主催: 城西大学水田美術館
    協力: (株)サカツコーポレーション
    企画協力: E.M.I.ネットワーク
    調査協力: 田島奈都子
    ※開館時間: 10:00~16:00
    ※休館日: 日曜日・月曜日・11月1日(金)、5日(火)※ただし、11月3日(日・祝)、4日(月・祝)は大学祭のため開館

    主な展示内容

    Works

    展示の一部をご紹介いたします。

    • 《エビスビール宣伝掛札》

      • 明治27~38年(1894~1905)
      •           
      • (前期展示)
    • サクラビールポスター《菖蒲を背にした和服の女性》

      • 北野恒富
      •            
      • 大正2年(1913)
      •        
      • (前期展示)
    • 赤玉ポートワインポスター《グラスを持つ半裸の女性》

      • 片岡敏郎、井上木它
      •          
      • 大正11年(1922)
      •       
      • (前期展示)
    • エビスビールポスター《湖畔でビールを飲む男性》

          
      • 満谷国四郎
      • 大正14年(1925)
      • (後期展示)
    • レッキスポスター《給仕する男性》

          
      • 昭和2年(1927)頃
      • (後期展示)
    • アサヒビールポスター《酒場の棚の前の女性》

          
      • 昭和7年(1932)頃
      • (後期展示)
    • くすり広告《仁濟家庭薬》

          
      • 出版年不明
      • (後期展示)
      • 城西大学水田記念図書館所蔵)
    • ポスター《薬用ベビーカロール》

          
      • 出版年不明
      • (後期展示)
      • 城西大学水田記念図書館所蔵)

    関連イベント

    Connection Event

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