2022年は尚巴志が琉球王国の第一尚氏二代目として王位に即位して、ちょうど600年になります。その記念すべき令和4年に沖縄県立博物館友の会が沖縄県立博物館・美術館の協力を得て、企画展示「英雄 尚巴志展-はじまりの統一王-」を実施しました。そして、今回の展示は沖縄県外の方々にも尚巴志という人物、そして琉球の歴史に興味を持っていただくことを目的の下、実施するに至りました。
琉球王国は14世紀後半に成立して以降、その後約600年間続き、35名もの人物が王位につきました。その中でも尚巴志は1429年に沖縄本島を統一した最初の王として、琉球の歴史における英雄の中でも傑出した人物であると言えます。
本展示では琉球王即位600年を記念して、尚巴志の人物像について触れていくと共に、その偉業並びに関連する人物や史跡、その後の影響についても紹介し、古の英雄に想いをめぐらせていくことができればと思っております。
最後にこの展示を通じて琉球王国の歴史について興味、関心を持って頂くこと、そして沖縄県内における文化財保護の理解へと繋がっていければ幸いに思います。
本展企画・監修 山本 正昭
(沖縄県立博物館・美術館 主任学芸員)
関連イベント 講演会
「沖縄県内に残る尚巴志関係の史跡-三山統一前の足跡を辿る-」2024年1月20日(土)13:30~15:30
講師:山本正昭氏
講演会の様子をご覧いただけます。
関連イベント ギャラリートーク
2024年2月21日(水)15:00~16:00
講師:山本正昭氏
ギャラリートークの様子をご覧いただけます。