近年声高に言われているデジタル化推進に伴い、国内外の美術館・博物館においても所蔵資料のデジタルアーカイブ化が急加速的に進められ、インターネットを介して自館のホームページ上で所蔵資料を無料公開し誰でも容易に文化財をデジタルで閲覧する事が可能となっています。
加えて、そういったデジタルアーカイブには、パブリックドメイン*として利用可能なものも多数含まれており、個人利用をはじめ、商用利用や展示用、教育現場といった様々なシーンで活用されています。
そこで、当館では、国内外の美術館・博物館が所蔵している絵画作品のうち、パブリックドメインとなっている作品をあるテーマに沿って選び出し、実物と同じ大きさでパネル化してご紹介します(一部そうでないものもあります)。鑑賞者の皆さまには、展示室内に飾られた絵画(パネル)を見て、どんなテーマで展示されているのかを考察して頂き、展覧会名を考える「来館者参加(思考)型:名前を考える展覧会」を開催します!
日本や海外の名画に触れながらアートを身近に感じつつ、皆さまの感性を刺激する機会になりましたら幸いです。
*パブリックドメイン…
知的創造物についての、著作権などの知的財産権(知的所有権)が発生しない、または消滅した状態のこと。