埼玉県日高市在住の鉄道画家・福島尚(ふくしま ひさし、1969~)さんは、自閉症を抱えながら、幼少期より大好きであった鉄道を描き続けています。下描きはせず記憶だけを頼りに描かれる鉄道画は、まるで写真のような緻密さで表現され、見る人の多くを驚かせ感動を与えています。
本展では、福島さんがこれまで描いてきた中から厳選した作品に加え、本学近隣の東武越生線などを描いた新作を含む約29点を展示します。その他、定規を一切使わずに作ったペーパークラフトによる車両およびヘッドマークやプレートなどの鉄道模型を含む関連資料、幼少期の絵のほか、作文や卒業文集なども展示し、鉄道とともに過ごしてきたこれまでの歩みをご覧いただきます。