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【城西大学理学部】横田治夫客員教授が今年度の大川出版賞を受賞しました


本学理学部客員教授で東京工業大学名誉教授の横田治夫氏の近著『電子カルテデータ解析―医療支援のためのエビデンス・ベースド・アプローチ―』(共立出版刊)が第32回(2023年度)大川出版賞に輝きました。

大川出版賞は公益財団法人大川情報通信基金(大川財団)が設けている顕彰・助成事業で、情報・通信分野のさらなる発展と啓蒙に寄与することを目的に情報・通信分野に関する優れた図書を表彰しています。大川財団は日本における情報通信産業の草創期の立ち上げに貢献し、株式会社CSK(現SCSK株式会社の前身の一つ)を創業した故大川功氏が中心となって設立されました。

横田客員教授は東京工業大学工学部卒、同大学院理工学研究科修士了。富士通研究所、新世代コンピュータ技術開発機構研究所、北陸先端科学技術大学院大学助教授、東京工業大学教授、東京工業大学情報理工学院長を歴任。2023 年 9 月から本学理学部数学科客員教授。博士(工学)。東京工業大学名誉教授、電子情報通信学会フェロー、情報処理学会フェロー、日本データベース学会会長。研究専門分野は情報工学、特にデータ工学。


【横田客員教授の受賞コメント】
情報工学分野、特にデータ工学分野の研究者として、研究内容を実際の社会へ少しでも役立てたいという気持ちを持って長年研究を続けてきました。そのような中で電子カルテのデータ解析にまつわる課題に出会い、多くの関係者の皆様と研究を推進できたことは幸運でした。その研究活動を通して、研究成果を活かした医療・健康・介護に関するデータ解析のための情報を共有することが重要であるという認識に至り、本書を執筆することにしました。今回、大川出版賞という大変名誉ある賞を賜ることになり、身に余る光栄です。著述の基となった研究でお世話になった皆様に感謝するとともに、この受賞がきっかけとなって医療・健康・介護情報に関する解析の研究がさらに活性化し、支援に少しでも貢献できればと願っています。
(広報課)
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