【速報】【男子駅伝部】第100回東京箱根間往復大学駅伝競走の往路は過去最高の3位達成! 総合3位表彰台目指して復路へ 山本唯翔選手は5区で2大会連続の区間新! 4代目「山の神」に名乗り
緊張のスタート
往路、過去最高の3位達成
第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は1月2日、往路が行われました。2年連続18回目の出場の男子駅伝部は今シーズン、10月の出雲駅伝は3位で学生3大駅伝初の表彰台を射止め、11月の全日本大学駅伝では過去最高の5位入賞を果たして箱根本戦を迎えました。5時間21分30秒。往路のこれまでの最高5位(第88回大会)を更新する3位で初日を終えました。総合の過去最高6位を大きく更新する目標の「3位表彰台」を目指して3日の復路に臨みます。
櫛部静二監督は今回、目標を「総合3位、往路は3位以内」とし、12月のオンラインによる合同取材会で往路優勝も視野にレースプランの一端も披露。「1区は先頭から30秒差。2区は先頭が見える位置で1分半差。3区で挽回、4区が終わった時点で1分から1分半差で5区につなげたい」と語っていました。
先手必勝の1区を任された主将の野村颯斗選手(経営4)が見事、その役割を果たしました。前回に続く1区担当。夏前の疲労骨折から復帰、11月の全日本では5区で8位と粘り、6日後の競技会の10000mで自己べストを更新して調子を戻してきました。野村選手は「区間5位以内」の目標を超える区間3位の快走を見せ、トップから25秒差で2区の斎藤将也選手(経営2)に襷をリレーしました。
2年連続でエース区間を担った斎藤選手は11月の競技会の10000mで27分台の自己ベストを記録。日本人選手の城西大学記録を更新しました。斎藤選手は、同世代の先頭を走る佐藤圭汰選手(駒澤大学2年)に追いつき、世代トップになることが目標。「(15位だった)前回はとにかく実力不足だった。今回は先頭が見える位置で順位を上げたい」と語っていましたが、区間8位、先頭の駒澤大学と1分19秒差の5位で襷をつなぎました。
3区も前回同様、ヴィクター・キムタイ選手(経営2)が出走しました。出雲、全日本ともに区間賞を獲得、11月の競技会の10000mでは斎藤選手に先着して城西大学記録(国際)を打ち立てました。「積極的なパフォーマンスを発揮する準備はできている。2度目の箱根にワクワクしている」と話していたキムタイ選手はその言葉通り、残り5㎞からペースアップ。3位に順位を上げました。
前回10区6位で5年ぶりにシード権獲得のゴールテープを切った最上級生の山中秀真選手(経営4)が今回は4区を担当。「強い気持ちで練習に挑むことができた。区間5位以内が目標」と語っていましたが、後半、他校の追い上げを必死の走りで振り切り、見事区間5位の力走で3位を守りました。
前回区間新記録(1時間10分4秒)を打ち立て、「山の妖精」誕生と話題になった山本唯翔選手(経営4)が今回も箱根の山を駆け上がりました。有力選手が集まった今回の5区でしたが、山本選手は「闘うのは自分の記録。前回は途中で足がつりかけた。その経験を練習に生かして、苦手なラストの切り替え、スパートに磨きをかけてきた」と語り、目標として初代・山の神の今井正人さん(当時順天堂大学)がほぼ同じコースで記録した「1時間9分12秒」超えを挙げました。山本選手はこの日、トップの青山学院大学と3分35秒差でスタート。今井選手の記録に迫る1時間9分14秒の2大会連続の区間新記録の激走でゴールテープを切りました。
往路は櫛部監督のほぼプラン通りの展開となり、「3位以内」の目標を達成、初の表彰台獲得となりました。
今大会は4年ぶりに声出し応援が解禁になり、スタート地点の東京・大手町周辺のビル街では各大学の応援が繰り広げられました。本学應援團・チアリーダー部、吹奏楽部も選手たちを激励、藤野陽三理事長・学長はじめ多くの教職員や卒業生らがスタートを見守りました。
(スポーツ振興センター・広報課)
写真:月刊陸上競技提供
往路成績
1区(21.3km) 野村 颯斗 (経営4) 1時間01分26秒 区間3位
2区(23.1km) 斎藤 将也 (経営2) 1時間07分15秒 区間8位
3区(21.4km) Ⅴ・キムタイ (経営2) 1時間01分29秒 区間3位
4区(20.9Km)山中 秀真 (経営4) 1時間02分06秒 区間5位
5区(20.8km) 山本 唯翔 (経営4) 1時間09分14秒 区間1位=区間新
櫛部静二監督は今回、目標を「総合3位、往路は3位以内」とし、12月のオンラインによる合同取材会で往路優勝も視野にレースプランの一端も披露。「1区は先頭から30秒差。2区は先頭が見える位置で1分半差。3区で挽回、4区が終わった時点で1分から1分半差で5区につなげたい」と語っていました。
先手必勝の1区を任された主将の野村颯斗選手(経営4)が見事、その役割を果たしました。前回に続く1区担当。夏前の疲労骨折から復帰、11月の全日本では5区で8位と粘り、6日後の競技会の10000mで自己べストを更新して調子を戻してきました。野村選手は「区間5位以内」の目標を超える区間3位の快走を見せ、トップから25秒差で2区の斎藤将也選手(経営2)に襷をリレーしました。
2年連続でエース区間を担った斎藤選手は11月の競技会の10000mで27分台の自己ベストを記録。日本人選手の城西大学記録を更新しました。斎藤選手は、同世代の先頭を走る佐藤圭汰選手(駒澤大学2年)に追いつき、世代トップになることが目標。「(15位だった)前回はとにかく実力不足だった。今回は先頭が見える位置で順位を上げたい」と語っていましたが、区間8位、先頭の駒澤大学と1分19秒差の5位で襷をつなぎました。
3区も前回同様、ヴィクター・キムタイ選手(経営2)が出走しました。出雲、全日本ともに区間賞を獲得、11月の競技会の10000mでは斎藤選手に先着して城西大学記録(国際)を打ち立てました。「積極的なパフォーマンスを発揮する準備はできている。2度目の箱根にワクワクしている」と話していたキムタイ選手はその言葉通り、残り5㎞からペースアップ。3位に順位を上げました。
前回10区6位で5年ぶりにシード権獲得のゴールテープを切った最上級生の山中秀真選手(経営4)が今回は4区を担当。「強い気持ちで練習に挑むことができた。区間5位以内が目標」と語っていましたが、後半、他校の追い上げを必死の走りで振り切り、見事区間5位の力走で3位を守りました。
前回区間新記録(1時間10分4秒)を打ち立て、「山の妖精」誕生と話題になった山本唯翔選手(経営4)が今回も箱根の山を駆け上がりました。有力選手が集まった今回の5区でしたが、山本選手は「闘うのは自分の記録。前回は途中で足がつりかけた。その経験を練習に生かして、苦手なラストの切り替え、スパートに磨きをかけてきた」と語り、目標として初代・山の神の今井正人さん(当時順天堂大学)がほぼ同じコースで記録した「1時間9分12秒」超えを挙げました。山本選手はこの日、トップの青山学院大学と3分35秒差でスタート。今井選手の記録に迫る1時間9分14秒の2大会連続の区間新記録の激走でゴールテープを切りました。
往路は櫛部監督のほぼプラン通りの展開となり、「3位以内」の目標を達成、初の表彰台獲得となりました。
今大会は4年ぶりに声出し応援が解禁になり、スタート地点の東京・大手町周辺のビル街では各大学の応援が繰り広げられました。本学應援團・チアリーダー部、吹奏楽部も選手たちを激励、藤野陽三理事長・学長はじめ多くの教職員や卒業生らがスタートを見守りました。
(スポーツ振興センター・広報課)
写真:月刊陸上競技提供
往路成績
1区(21.3km) 野村 颯斗 (経営4) 1時間01分26秒 区間3位
2区(23.1km) 斎藤 将也 (経営2) 1時間07分15秒 区間8位
3区(21.4km) Ⅴ・キムタイ (経営2) 1時間01分29秒 区間3位
4区(20.9Km)山中 秀真 (経営4) 1時間02分06秒 区間5位
5区(20.8km) 山本 唯翔 (経営4) 1時間09分14秒 区間1位=区間新
山本選手コメント
山本唯翔選手の中継テレビのインタビューコメント「今年も区間賞、区間新記録の目標で取り組み、チームも総合3位の目標を掲げてきました。チームの皆がいい順位でつないできてくれ、いい位置で(襷を)もらったからには、今日は絶対区間賞を取ってやるという気持ちでやって区間新記録を更新できたことは良かったと思います。山の妖精という名前をつけてもらって、この1年、反響はありましたが、今日の走りでは今井(正人)さんの記録には届かず、山の神にはなれなかったと思いますが、人たちの記憶に残る走りができたことはうれしく思います」
山本唯翔選手の中継テレビのインタビューコメント「今年も区間賞、区間新記録の目標で取り組み、チームも総合3位の目標を掲げてきました。チームの皆がいい順位でつないできてくれ、いい位置で(襷を)もらったからには、今日は絶対区間賞を取ってやるという気持ちでやって区間新記録を更新できたことは良かったと思います。山の妖精という名前をつけてもらって、この1年、反響はありましたが、今日の走りでは今井(正人)さんの記録には届かず、山の神にはなれなかったと思いますが、人たちの記憶に残る走りができたことはうれしく思います」
1区 野村 颯斗
1区野村 颯斗→2区斎藤 将也
2区 斎藤 将也
2区斎藤 将也→3区Ⅴ・キムタイ
3区 Ⅴ・キムタイ
3区Ⅴ・キムタイ→4区山中 秀真
4区 山中 秀真
4区山中 秀真→5区山本 唯翔
5区 山本 唯翔
笑顔の選手たち