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【薬学部医療栄養学科】パラミロンってなに?ミドリムシが創る不思議な粒⼦


3月2日(土)城西大学薬学部医療栄養学科 五十嵐庸 准教授が城西大学男子駅伝部を対象に、⾷品素材“パラミロン”の摂取が城⻄⼤学男⼦駅伝部選⼿のパフォーマンスアップにつながるリカバリー、コンディション維持に対する有⽤性であることを解説研究しました。そんな“パラミロン”についての講義を聞いてきました。

そもそも“パラミロン”とは何か?ですが、簡単にいうと誰もがいたことのある「ミドリムシ」の独自成分で食物繊維の一種だそうです。

(※ミドリムシ(和名)はユーグレナといい植物性栄養素と動物性栄養素の両方を含む59種類の栄養素をもっていて、ユーグレナ配合のドリンクやヨーグルトなど今ではコンビニなどで手に取ることのできる食料や化粧品になっていたり、次世代燃料にもなっていたりしていること知りました。個人的にはディーゼル車にはそのまま使えるようなので、今後にとても期待したいところであります。)

“パラミロン”は腸管細胞に作用して、抗酸化、免疫活性することで、健康維持増進に働くと考えられています。

近年、腸管にあるセンサーが刺激されることで様々な細胞機能が活性化することがわかり始めているようですが、この反応は物理的な刺激であって“ツボ”が押されるようなものとのこと。「腸ツボ」と呼ぶらしいです。

その腸ツボが刺激されると「神経系・免疫系・内分泌系」の細胞が活性化され健康増進に役立つとのことでした。そこでこのパラミロンが物理的に「腸ツボ」を押すことがわかってきたそうです。

それでは、実際にこの研究対象となった駅伝部の反応はいかがだったのでしょうか。

2つのグループに分けて、パラミロンを含んだものと含まない食品(プラセボ)をそれぞれ摂取してもらい、疲労軽減効果を検証し他結果、眠の質の向上や疲労感の軽減、次のトレーニングへの意欲を感じる選手が多く、質の高いリカバリー、コンディショニング維持につながっていることが示唆されたとのことでした。

ココロとカラダに働く“パラミロン”とても参考になりました!

講義の最後には参加者のいろいろな質問疑問に答えたり、アドバイスをしたりととても勉強になる時間となりました。
(広報課)

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