東京紀尾井町キャンパスで学ぶ3大学の学生による大学祭「3J Festival」が11月8、9の両日、開かれました。8回目の今年のテーマは「百花繚乱」。来春、同キャンパスの理学部数学科が改編され、情報数理学科が誕生することに合わせた企画やイベントも行われました。

「コンピュータの未来を体験してみよう」と銘打った体験会は、コンピュータを使った情報数理に関する身近なテーマが興味を引きました。「大谷選手のホームランをシミュレーションする」では、大谷選手のホームランボールについて流体力学シミュレーションを使って角度や回転数、上空の風によるボールの飛行軌道の違いを可視化しました。また、ニュートンの偉大さをコンピュータによって体験する「ニュートンが考えた方程式の解き方」、AIにおけるディープラーニング技術を用いてマウスでディスプレイ上に書いた文字をコンピュータが正しく認識できるかどうかを体験する「ディープラーニングで文字認識」などもありました。

また、お笑い芸人と数学教師の二刀流で活躍する数学教師芸人「タカタ先生」による「情報」をテーマにしたトークショーが行われたほか、父母後援会や同窓会支部による物産展や数学科学生による模擬店もあり、学生や近隣の方々らでにぎわいました。今年正月の箱根駅伝で3位表彰台に輝いた男子駅伝部の特別展示も行われ、来場者が見入っていました。
（広報課）