【男子駅伝部】第101回箱根駅伝の往路は7位-総合「4位以上」の目標と初の3年連続シード権獲得を目指して復路へ
写真:月刊陸上競技提供
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は1月2日、往路が行われました。3年連続19回目の出場の男子駅伝部は前回の3位には及ばなかったものの、5時間25分58秒の7位とシード圏内で初日を終えました。今大会の目標「4位以上」の達成と初の3大会連続のシード権獲得を目指して3日の復路に臨みます。
選手たちは今シーズンも「進化と挑戦。もっと速く、もっと強く、もっと楽しく」のスローガンの下、強化に励んできました。“山の妖精”と呼ばれた山本唯翔選手(現SUBARU)ら強い上級生が抜けた穴は小さくありませんでした。出雲駅伝は7位、11月の全日本大学駅伝は6位と前年より順位を落としたものの、櫛部静二監督は成長著しい選手たちによるチーム力の向上を理由に今大会の目標を「4位以上」と掲げました。前回同様、駅伝のセオリーである「先手必勝」でレースの主導権を握ることを目指して本戦に臨みました。
1区の先陣を切ったのは、櫛部監督が「最も成長が著しい」と言う久保出雄太選手(経営4)。2年生の春に陸上競技同好会から駅伝部入りし、前回は6区を経験して箱根出場の夢をかなえました。チーム一のムードメーカーの久保出選手は今シーズン、昨年5月の関東インカレのハーフで7位入賞、出雲、全日本とも後半の主要区間を任されるまでになりました。地震で被災した石川県の出身。1区は想定した区の一つ。「区間賞を取って監督に恩返しがしたい。地元を盛り上げる走りができたら」と語っていた久保出選手。落ち着いたペースでレースを展開、残り1㎞でスパートをかけました。2位から12秒差の9位と上々の滑り出しとなりました。
今回のエース区間2区は、2大会連続で2区を担当したエースの斎藤将也選手(経営3)が5区に起用されたため、2人目のエースのヴィクター・キムタイ選手(経営3)が担いました。出雲、全日本とも区間賞を獲得したキムタイ選手は大会前、「3年連続でチームの一員になれることにワクワクしている。3回目の箱根の道を走るのがとても楽しみ」と話していました。好記録が続出したこの日の2区、キムタイ選手は1時間6分台の好記録ながら区間11位で順位を3つ落としました。
3区には、チーム3人目のエースとなった主将の平林樹選手(経営4)が登場。前回まで9区を担当した平林選手は「これまで駅伝ではチームに貢献した走りが出来なかった。往路で区間3位以内。チームの順位を決める走りがしたい」と話していました。平林選手は区間7位、順位を4つ上げる力走で繋ぎの主要区間を駆け抜けました。
4区は前回まで7区を担当した林晃耀選手(経営4)が務めました。元々は中距離選手ながら、駅伝でも安定した走りに定評のある林選手は「チームのために悔いのない走りをする」と学生最後のレースに臨みました。林選手は区間11位と粘って斎藤選手に襷を繋ぎました。
5区の斎藤選手は1年時の「箱根激坂最速王決定戦」で当時3年生だった山本選手に先着して、山への適性を示していました。昨年11月の記録会では10000mの自己ベストを更新。当初は2区が希望でしたが、「監督に言われたところを走るだけ。チームのためにしっかり5区を走り、区間賞で往路優勝のゴールテープを切りたい」と力強く語っていました。斎藤選手は快調に箱根路を上り、区間3位の力走で1人を抜いて笑顔でゴールしました。
(スポーツ振興センター・広報課)
【往路成績】
1区(21.3km)久保出 雄太(経営4) 1時間02分51秒 区間 9位 9位通過
2区(23.1km)Ⅴ・キムタイ(経営3)1時間06分55秒 区間10位 12位通過
3区(21.4km) 平林 樹 (経営4) 1時間02分28秒 区間 7位 8位通過
4区(20.9Km) 林 晃耀(経営4) 1時間02分54秒 区間11位 8位通過
5区(20.8km) 斎藤 将也(経営3) 1時間10分50秒 区間3位 往路7位
選手たちは今シーズンも「進化と挑戦。もっと速く、もっと強く、もっと楽しく」のスローガンの下、強化に励んできました。“山の妖精”と呼ばれた山本唯翔選手(現SUBARU)ら強い上級生が抜けた穴は小さくありませんでした。出雲駅伝は7位、11月の全日本大学駅伝は6位と前年より順位を落としたものの、櫛部静二監督は成長著しい選手たちによるチーム力の向上を理由に今大会の目標を「4位以上」と掲げました。前回同様、駅伝のセオリーである「先手必勝」でレースの主導権を握ることを目指して本戦に臨みました。
1区の先陣を切ったのは、櫛部監督が「最も成長が著しい」と言う久保出雄太選手(経営4)。2年生の春に陸上競技同好会から駅伝部入りし、前回は6区を経験して箱根出場の夢をかなえました。チーム一のムードメーカーの久保出選手は今シーズン、昨年5月の関東インカレのハーフで7位入賞、出雲、全日本とも後半の主要区間を任されるまでになりました。地震で被災した石川県の出身。1区は想定した区の一つ。「区間賞を取って監督に恩返しがしたい。地元を盛り上げる走りができたら」と語っていた久保出選手。落ち着いたペースでレースを展開、残り1㎞でスパートをかけました。2位から12秒差の9位と上々の滑り出しとなりました。
今回のエース区間2区は、2大会連続で2区を担当したエースの斎藤将也選手(経営3)が5区に起用されたため、2人目のエースのヴィクター・キムタイ選手(経営3)が担いました。出雲、全日本とも区間賞を獲得したキムタイ選手は大会前、「3年連続でチームの一員になれることにワクワクしている。3回目の箱根の道を走るのがとても楽しみ」と話していました。好記録が続出したこの日の2区、キムタイ選手は1時間6分台の好記録ながら区間11位で順位を3つ落としました。
3区には、チーム3人目のエースとなった主将の平林樹選手(経営4)が登場。前回まで9区を担当した平林選手は「これまで駅伝ではチームに貢献した走りが出来なかった。往路で区間3位以内。チームの順位を決める走りがしたい」と話していました。平林選手は区間7位、順位を4つ上げる力走で繋ぎの主要区間を駆け抜けました。
4区は前回まで7区を担当した林晃耀選手(経営4)が務めました。元々は中距離選手ながら、駅伝でも安定した走りに定評のある林選手は「チームのために悔いのない走りをする」と学生最後のレースに臨みました。林選手は区間11位と粘って斎藤選手に襷を繋ぎました。
5区の斎藤選手は1年時の「箱根激坂最速王決定戦」で当時3年生だった山本選手に先着して、山への適性を示していました。昨年11月の記録会では10000mの自己ベストを更新。当初は2区が希望でしたが、「監督に言われたところを走るだけ。チームのためにしっかり5区を走り、区間賞で往路優勝のゴールテープを切りたい」と力強く語っていました。斎藤選手は快調に箱根路を上り、区間3位の力走で1人を抜いて笑顔でゴールしました。
(スポーツ振興センター・広報課)
【往路成績】
1区(21.3km)久保出 雄太(経営4) 1時間02分51秒 区間 9位 9位通過
2区(23.1km)Ⅴ・キムタイ(経営3)1時間06分55秒 区間10位 12位通過
3区(21.4km) 平林 樹 (経営4) 1時間02分28秒 区間 7位 8位通過
4区(20.9Km) 林 晃耀(経営4) 1時間02分54秒 区間11位 8位通過
5区(20.8km) 斎藤 将也(経営3) 1時間10分50秒 区間3位 往路7位
1区(21.3km)久保出 雄太
1区-2区
2区(23.1km)Ⅴ・キムタイ
3区(21.4km) 平林 樹
3区-4区
4区(20.9Km) 林 晃耀
4区-5区
5区(20.8km) 斎藤 将也