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城西大学薬学部教員と国外研究者が共同でクラッシュ症候群の病態と新たな治療法をテーマに世界中の研究者に向けて国際誌Frontiers in pharmacologyで研究成果を募集


クラッシュ症候群(crush syndrome:CS)

 地震、交通事故、戦争などの災害時にみられ、重い破片などにより四肢の骨格筋が長時間にわたり圧迫虚血された後、その解除により発症する横紋筋融解症です。血液の再灌流により壊れた筋肉組織から有毒物質が放出され、急性呼吸窮迫症候群、循環ショック、代謝性アシドーシス、急性腎不全などを引き起こす疾患です。

 現場での処置や病院での治療が行われるにもかかわらず、その予後は良いとは言えません。救出が遅れた場合には、たとえ負傷した四肢の切断であっても、救命のために選択しなければなりません。

Frontiers in pharmacologyで研究成果を募集します

日本をはじめとして世界中で多発する地震災害などを考えると、CS治療法の開発が急務となっています。ヒトでの研究は不可能であるため、動物モデルが使用されCSの病態解明と新しい治療戦略の模索が世界中で行われています。今回の研究トピックでは、動物モデル、実験プロトコール、治療効果を伴う薬物介入など、CS に関する基礎および臨床研究の最近の進歩を扱った研究成果を歓迎します。将来につながる可能性のある新しい発見を『Frontiers in Pharmacology』の読者に提供したいと考えております。

詳しくは以下リンクよりご確認いただけます。

Recent Advances in the Management of Crush Syndrome: From Bench to Bedside | Frontiers Research Topic (frontiersin.org)
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