進路紹介2025
2025年3月の卒業生に進路決定手記を書いていただきました.
民間企業
全日本空輸株式会社/Y.O.さん(東京紀尾井町キャンパス)
私は幼少期から航空業界に憧れ,将来的にその分野で働きたいと考えていました.一方で,数学科の先輩方の多くがICT関係に就職していることもあり,2年次からICT分野のインターンシップに参加しました.その経験を通じて,自分が本当に目指したいのは航空業界であると改めて気づくと同時に,アルバイト先でお客様を笑顔にすることの喜びを感じ,おもてなしの心を大切にできる仕事に就きたいという思いが募りました.さらにオーストラリアでの1年間のワーキングホリデーの経験から,日本のおもてなしの素晴らしさを再認識し,客室乗務員が目標になりました.就職活動ではキャリアサポートセンターを活用して,ANAグループで働く卒業生の方からアドバイスを頂いたほか,面接対策やエントリーシート添削もお願いしました.航空業界から数社内定を頂き,最終的には全日本空輸の社風や価値観に強く惹かれ入社を決意しました.
CTCシステムマネジメント株式会社/Y.A.さん(東京紀尾井町キャンパス)
私はCTCシステムマネジメント株式会社(伊藤忠テクノソリューションズグループ)に内定を頂きました.就活を始めた当初はやりたいことが明確に定まっておらず,様々な業界のインターンシップに参加したものの,自分に合う仕事がわからずに悩んでいました.そこでキャリアサポートセンターを訪れて相談を重ねる中で,大学で学んだ知識を活かせるICT業界に興味を持つようになりました.キャリアサポートセンターでは面接練習を通じて的確なアドバイスを受けられたため,自信を持って面接に臨むことができました.さらに友人と情報共有を行い,他の企業についても様々な視点から情報を得ることができました.就活は一人で抱え込まずに周囲のサポートを積極的に活用し,情報共有をして視野を広げることが大切だと思います.また,大学で学んだことがどのように仕事に繋がるのかを考えることも大切です.自分の納得のいく会社が見つかるよう頑張ってください.
公務員
東京都新宿区役所/K.K.さん(東京紀尾井町キャンパス)
私は東京都の新宿区役所から内定を頂きました.公務員になろうと思った理由は職務が安定しており,福利厚生がしっかりしていることから,安心して長く働き続けられると考えたからです.また,両親が公務員であるため,公務員という職業を身近に感じており,受験する動機にも繋がりました.私は大学3年生の夏から公務員予備校に通い,筆記と面接の対策を行いました.予備校が対面であったため,他大学の人と共に切磋琢磨して自分自身を高めることができました.途中,なかなか思うように成績が上がらず不安になる時期もありましたが,予備校の先生や一緒に勉強する友人に助けてもらい,試験を乗り越えることができました.数学科で学んだ内容が仕事に直結することは少ないですが,論理的思考力や課題解決能力を区役所でも活かしていきたいです.後輩の皆さんも就職活動は簡単ではないかもしれませんが,めげずに一生懸命頑張ってください.応援しています!
教員
埼玉県公立中学校教員(数学)/Y.N.さん(埼玉坂戸キャンパス)
私は埼玉県公立中学校教員採用試験に合格し,春から数学教師としての人生を歩みます.城西大学に入学を決めた理由は「スチューデント・インターンシップ」という実際の教育現場で経験を積める講義があることでした. 大学では早い段階から教育現場に立ち,子どもたちの成長を肌で感じることができました.こうした経験を基に, 「子どもが自分自身で考え行動し,笑顔で逞しく生きていける人間に育てたい」という強い思いと覚悟を抱いて,教員採用試験に臨むことができたことも合格できた要因だと感じています.また,教職課程センターでは教員として必要な知識や心構えなどを中心に,採用試験対策で大変お世話になりました.試験勉強に取り組む中で苦しむ時期もありましたが,友人や教職課程センターの方々に支えられたからこそ合格できたと感じています. 「努力は実る」この言葉を信じて後輩の皆さんも夢を叶えてください.先輩として陰ながら応援しています.
埼玉県私立高等学校教員(情報)/Y.I.さん(埼玉坂戸キャンパス)
私は私立高校の採用試験に合格して4月から教員になります.入学当初は数学教員になりたかったのですが,2年次に情報教員になると決めました.入学時は新型コロナのせいでオンライン授業が普及していたので,デジタルツールを活用して生徒が継続して学べる授業を提供することに興味を持ちました. また,城西大学で習得した多様なプログラミング言語を使って複雑なデータ処理を円滑に行うことができるようになりました. これらの経験を通じて情報教員を目指そうと思いました. 進路に悩んでいた時は教職課程センターの方々が親身に相談に乗ってくださり,私の不安や葛藤に丁寧に答えてくれたおかげで,新しい選択肢を選ぶ勇気を得ました. 数学教員しか考えていなかった私に新たな視点を与えてくれたことが, 今思えば大きなターニングポイントになったと思います. 後輩の皆さんも多くの人を頼って,4年間という短い大学生活を後悔しないように過ごしてください.
東京都公立学校教員/S.O.さん(東京紀尾井町キャンパス)
私は東京都公⽴学校教員採⽤試験に合格し,4⽉から教員になります.私は⾼校⽣の頃から教員に憧れていましたが,⼤学3年⽣の冬まで試験対策をしたことはありませんでした.それまでにやっていたことは,中学校の部活動の外部指導員や塾講師などのアルバイトです.試験対策をすることも⼤切だと思いますが,アルバイトの経験なども⾯接試験では役⽴つと思います.私が合格できた理由として,友⼈の存在が⼤きかったと思います.1⼈で対策をするより, 教員採⽤試験を受験する友⼈と協⼒して頑張ってください.筆記試験は⾼校数学までの範囲を重点的に勉強しておけば⼤丈夫です.また,⾯接では教員になりたい気持ちを⾯接官に伝えてください.後輩の皆さん,⼤学4年間という限られた時間をたくさんの経験に変えて,⾃分の夢を叶えてください.応援しています.
大学院進学
富山大学大学院理工学研究科数理情報学プログラム/Y.S.さん(埼玉坂戸キャンパス)
私は3年生の時に受講した講義がきっかけで数学をもっと勉強したいと強く思うようになり,大学院への進学を決めました. その後4年生で配属されたセミナーの先生に相談して, 受験する大学院を決めました. 大学院入試には数学の試験の他にTOEICのスコアの提出が必要でした.私はもともと英語が苦手だったのですが,余裕を持って英語の勉強に取り組むことで,目標のスコアを早めに取ることができました. その結果,残りの時間を数学の勉強だけに集中できたことが合格につながったと思います. また,日々の大学での講義にしっかりと取り組むことも大切だと思います. 外部の大学院への進学ということもあって分からないことが多く,不安な気持ちになることもありましたが,先生や両親の協力を得て良い結果を得ることができました.