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城西大学薬学部



TEL. 049-271-7686
FAX. 049-271-7714 

研究内容Research interests

1. 人工すい臓の機能を有する分子マシンの開発

 血糖値に応じてインスリンを放出するドラッグデリバリーシステムの開発をしています。材料は糖と結合するビーズ分子とインスリンから伸びた高分子の糸です。このビーズと糸は分子ネックレスを形成しますが、糖が一緒にいるとほどけていき、糸の先にあるインスリンが放出されます。人体では糖に応じてインスリンを放出する機能はすい臓が担当しています。糖が存在すると独りでに動き出す分子マシンの力で、すい臓の働きを再現する研究を行っています。




2. 分子間相互作用に基づく血糖値および薬物測定センサーの開発

 現在、糖尿病患者さんのために血糖値センサーが市販されていますが、酵素を用いているため、高価で安定性も良くありません。酵素を用いない血糖値センサーができないか!と取り組んでいるのがボロン酸の研究です。この物質は糖と結合する特性を持っていますが、結合したかどうかは人間の目には見えません。そこで、ボロン酸と色素を組み合わせて、糖によって色が変化する物質を合成しました。我々の知るところでは糖による色の変化では世界一だと考えています。将来、血糖値や尿糖の測定に使えるよう改良を加えているところです。その他、ヘパリンなどの薬物測定センサーの開発にも取り組んでいます。



住所 

〒350-0295
埼玉県坂戸市けやき台1−1
城西大学薬学部
薬品物理化学講座