後部ポートからCWレーザー光を導入し、対物レンズを通じて視野広域に照射することで発光画像を取得します。同時に視野の任意位置の発光をCCD分光器に送り分光測定を行います。蛍光分光、フォトンアップコンバージョン計測、レイリー散乱分光、ラマン散乱分光に用いる研究室の最重要基盤装置です。ちなみに顕微鏡には個人的に愛称をつけることにしてます。
後部ポートが2つあるので、一方を蛍光励起用に、もう一方を光ピンセット用にと2つのレーザー光を同時に入射できることならではの実験を行おうと考えています。近赤外顕微鏡のベースにもなります。
こちらが顕微鏡の後背部です。レーザー光を入射するポートが2つあります。
研究室では連続波レーザーを波長405 nm、488 nm、532 nm、633 nm、974 nmと取り揃えています。対象の分子と目的に応じて使用レーザーを切り替えます。ラインナップには満足していますが、パルスレーザーが欲しいと常々思っています。
顕微鏡から光ファイバーを通じて送られた光を分光器でスペクトル分解して線状にし、その画像をCCDカメラで撮影し光強度の空間分布をスペクトルに換算し測定します。分光器内に設置されているグレーティングは幅広いスペクトル領域を測定するためのものからラマン散乱用の波長分解能の高いものまで取り揃えています。
顕微鏡に接続して使用します。広い領域の画像・動画を高感度・低ノイズかつ広いダイナミックレンジで取得することができます。高速現象の観察に向いています。
顕微鏡に接続して使用します。とてもきれいな画像・動画をカラーで取得できます。昔からJAIのカメラをとても信頼しています。制御ソフトウェアの使い勝手は悪いです。
顕微鏡に接続して使用します。比較的安価なものでしたが制御ソフトウェアも含め使い勝手が良く気に入っています。
タンパク質結晶の成長過程観察に用いています。
顕微鏡とレーザーを組み合わせて研究を行うには多数のミラーやレンズを用いた光学系をデザインし組み上げることが必須です。よくできた光学系は見た目も美しいものです。
主な研究対象であるナノ粒子やタンパク質結晶はここで調製しています。
有機合成も行っています。有機化学の先生にいろいろ尋ねてドラフトチャンバー内に真空ラインを構築しました。